青森市内


青森訪問マッサージ



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私が開院した理由

鍼灸マッサージ師 小林浩行 

リハビリとは?
リハビリテーション(rehabilitation)は広い意味を持つ言葉であり、復興、復職、復位、名誉回復、社会復帰などの意味があります。リハビリテーションという用語の意味は一言でいえば「人間らしく生きるための権利の復活」ということになる
[1]

私は学生時代にヘルパーの資格を取るための研修を受けているとき、こんなことがありました。
痴呆症の利用者の方に食事の介助をしていたのですが、普段から一言もしゃべらない方で、口へスプーンを当てると、口を開けて咀嚼するという反応だけでした。
研修生なので、付きっきりで一回の食事に一時間以上かけて介助をおこないました。
限られたスタッフで複数の利用者に対応するため、普段は流動食で、一人の利用者様に付きっきりでの介護は行われていません。
研修の最終日、別れ際にその方に「お世話になりました」と伝えると、 ふいに、はっきりとした声で「ありがとうございました」とおっしゃったのです。

人にとって大切なことは、
まさに「人とのかかわりあい」 であると痛切に感じたのでした。

また、こんなこともありました。これはヘルパーの資格を取って、鍼灸師の専門学校へ行っていたとき、放課後にアルバイトでヘルパーをしていたときの話ですが、とても気難しい方でした、新米だったので上手く仕事ができず、初日は怒られてばかりでした。
これも勉強だと思って、何でも本人に相談して教えてもらいながらやっていたところ、気に入っていただけて、いろんなお話を聞かせてもらえるようになりました。
そのときに気づかされた事は、
慣れた手つきで相手の要望を先回りしてかなえることは、忙しい人を相手にする接客業では大事なことですが、それ以上にご本人が
「自分で選び、自分で決める」
「何かを伝えることによって人に感謝される
それによって社会的復帰=リハビリが実現されるのです。
これこそがリハビリの意義でありましょう。
一方的な「お世話」ではない社会人同士の関係を築いていきたいと考えます。
その中で更なるリハビリ(社会復帰)への欲求が湧き、それが治療効果の増強として働いてゆくのです。

リハビリとは、治療の目的であると同時に、患者さまの障害に対して大きな治療・回復効果のある変化の過程でもあるのです!

院長略歴
 私は1980年生まれ、出身地は青森県の青森市です。
高校までは市内の学校へ通い、その後、縁あって中国の大学(新疆医科大学)へ行き、中国医学、鍼灸医学を学びました、
新疆ウイグル自治区の中心都市、ウルムチ市というところで、シルクロードの町です、同級生のおよそ1/3が少数民族という環境でした。日本人は私一人でしたが、ほかの学部ではパキスタンやロシア、ドイツ等いろいろな国の留学生もいました。
中国語は向こうへ行ってから勉強したので、最初は中国語のみで行われる授業についていくのは大変でしたが、友達と遊んでいるうちに自然と言葉の壁はなくなりました。
みんな今では医師として忙しく働いていますが、今でもよくメールや電話で連絡をとりあっています。

ポリシー
 身体構造を十分に理解し、関節や筋肉の動きを利用した身体に本当に良い指圧マッサージを受けてもらいたいという思いを持ち、常に様々な技術を取り入れて、技術の発展を維持し続ける。

以上、みなさまの様々なご要望に応えていけるように、これからも日々学び続けていきたいと思っております。

青森訪問マッサージ院長 小林浩行

脚注
  1.  土肥 信之:リハビリテーション医学、医歯薬出版

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